SkateSlate Magazine Issue 17 page 40 Japanese Edition
SkateSlate.jp では新企画として、SkateSlate Magazineの翻訳版記事シリーズがついに始動!世界のトップライダー達によるインタビューから、シーンを先駆けする特集まで… 今、世界で一番 注目されているロングボードマガジンとして、皆さんに最新のコンテンツをお届けしていきます。その第一弾として、SkateSlateMagazine最 新号(2014春)に掲載された”Focus Shift – Downhill in Japan” をお楽しみください!
方向転換
DOWNHILL IN JAPAN
Written by SKATE[SLATE] Japan Author Dan Pape
「すばらしい坂と環境。それらは日本の魅力の一部にすぎない」
仕事を辞めてスケートボードに明け暮れる日々は、想像することはできても、僕にとっては夢だった。多くの人々は、日本を訪れることによって人生観が変わった。僕もその一人だ。
いざバンクーバーへ戻ってみると、更に僕の心に火がついた。帰国とほぼ同じタイミングで、SkateSlateJapanチームが発足へ向けて動き出したのだ。日本に戻りたい。その為に何カ月も唇を噛みしめながら働き続けた。苦労はそれだけではなかった。車も売却したし、出場したレースで手に入れた多くの記念シャツなども、手放さなければならなかった。そして、自分が一生必要とするであろう物を慎重に選び、四つの箱に詰めた。旅立ちの決断。生まれて以来カナダ以外に住んだことがない僕にとって、日本に戻るということは、人生における最も重要な決断のひとつだ。とても言葉には表現できない。しかし、緊張感は全くなかった。自分を強く信じていたからだ。
それから四カ月。僕は日本にいた。日本到着後二日もしないうちに、Funwaves主催のスーパーヒルスライドジャムに参加するため、横須賀に向かっていたのだ。そこでは、発足したばかりのSkateSlateJapanチームにも会う事が出来た。メンバーの田村憲之、藤山侑史、そして飯野純の三氏は、Skateslate.jpの立ち上げのため、それまでの六か月間を準備に費やしていたのだ。スライドジャムを主催した、茅ヶ崎市に店を構えるFunwavesオーナーの木田佳正氏も、Skateslate.jpの立ち上げには驚きを隠せなかった。ここ数年、全国各地で数々のロングボードクルーが結成されたが、メンバーたちは皆、この年のスライドジャムで顔を揃えることとなった。
日本のダウンヒルスケーターは今や、世界のトップライダー達に肩を並べるほどのレベルに達している。数年前であれば、マイクフィッターのように滑れるライダーを探すのはとても困難なことであった。しかし、ここ数年、日本を含む世界中のライダーが従来の限界を超える滑りを見せている。これは驚くべきことである。日本のダウンヒルスケートのレベルがここまで上がってきたのは、スケーター達自身の功績であることは間違いない。短期で日本を訪れていた時とはちがい、僕は、今、この国に住んでいる。毎週のように新しいクルーと出会うことができるのだ。日本のダウンヒルは、2000年初頭に僕が立ち上げたCoast Longboardingを思わせるほどの成長ぶりだ。今まで見ず知らずだったクルーが突然目の前に現れることもある。ロングボードに乗るスケーターが、未だかつてないほどの勢いで増えてきているのだ。ダウンヒルスケート目的の週末キャンピングなども増えた。素晴らしい坂、そして素晴らしいスケーター達に出会える機会が沢山増えているのだ。
もちろん、我々SkateSlateだけの力でここまで来たわけではない。こうしたコミュニティは、アンダーグラウンドでは、今までも常に存在していた。僕らの仕事はそうしたことを多くの人々に知ってもらい、広めること。今、一番進化を遂げているスケートボードコミュニティの一員として活動できることを僕たちはとても誇りに思っている。
もっと知りたい?来ればわかるさ!
SkateSlateMagazine Issue 12 Page-64 JAPAN EDITION “The Break of Dawn”
Special Thanks To Kohei Urakami for his tight translation. We look forward to doing more of these over there summer.
SkateSlate Magazine Issue 17 page 40 Japanese Edition
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