Well Rounded:  The Brandon Tissen Interview Japan Edition

By Jon Huey

Photos by Jon Huey and Dan Pape

Issue 14 Page 39

私が初めてブランドンに会ったのはオレゴン州、ハッピーバレーで行われたPDXスロープスタイルでの事だ。彼のスタイルから、パークまたはストリートスケーターだということはすぐに分かったが、その日ブランドンはKebbekのロングボードに乗っていた。風邪をひいていながらも、見事優勝し、その後壮絶なゲロをぶちかました。たった数ヶ月のダウンヒル経験ながらも、彼の才能はすでに開花し、素晴らしいライダーになるということは一目瞭然であった。スケートボードの中でもロングボーディングに対してはあまり良いイメージを持っていないストリートスケーターだった時代もあったが、今では“Skate Everything”、つまり「スケートなら何でもやる」というモットーを掲げている。8月に行われたCathlamet Downhill Corralでは二年連続のオールラウンド賞を受賞。八種目のうちの殆どで表彰台に上がり、Sidewalk ShowdownBoarder Crossは見事優勝。何をやらせても見事に乗りこなすのがブランドンである。

Brandon TIssen Interview- Well Rounded A (1 of 1)-2

 

年齢、出身地、そしてスケートを始めたきっかけを教えて下さい。

 

19歳です。15歳の時にカルフォルニア南部からオレゴン州に引っ越してからダウンヒルをずっと続けています。ストリートスケートはカルフォルニアで8年間やっていました。オレゴン州に引っ越した当時、ロングボードを見つけてメッドフォードの小さなクルーに混じって坂を攻めていました。そのうちポートランドに移って素晴らしいライダー達に会い、彼らにはダウンヒル関して沢山教わりましたね。死なないためのプリドリフト法とか。(笑)

というと合計でスケート歴は何年?

13年になると思います。一生続けるつもりです。

一番好きなスケートのスタイルは?

やっぱり一番はパークです。でも、スケートパークでは到達できないスピードがあるじゃないですか?ロングボードとそれを取り巻くクルーやライダー達に出会うまで、スケートボードで時速60マイルが出せるなんて想像もつきませんでした。速いスタイルのスケートなら全部好きです。

理想的なスケートボードの一日を教えて下さい。

最初に山へ行って巨大な坂を攻めてから、スケートパーク、それから川に直行。Sk8バスの典型的な一日です。

Sk8バスのトリップは合計で何回くらい行きましたか?

もう数え切れないですね。すべて、素晴らしい体験に終わっています。

PDX Sk8バストリップについて詳しく教えて下さい。

毎回、新しいトリップの度にメンバーと目的地が入れ替わります。だから飽きることもないですし、楽しさはMAXです。最高のロケーションをPatとCaseyが沢山紹介してくれるので、二人には感謝しきれないです。Big Dave曰く、「俺たちは沢山のトリップをこなし、高いレベルのスケーティングを保ちながら楽しむことが出来る」。すごく同感です。

一番影響を受けた三人のスケーターを挙げてください。

Big Dave、Jp Rowan、それからローカル仲間のDavid MagillにKyle Quast。あ、4人ですね。(笑)Alpine Routeでのトリップの際、すごい坂があって、誰も最初は滑りたくなかったんです。そこで、Big Daveが「俺は滑るけど、お前ら滑りたくないんだったら全員ビビリだからな!」と言いました。そこで、Arborの”Get Elevated”でJames Kellyしか滑らなかったあの坂を、Jensen、Aaron、Dave、そして僕が滑り始めました。今までに滑った中で一番ヤバイ坂になったし、Daveがそうやってみんなの背中を押してくれたからこそできた体験だったんです。バスを降りる度に、最初にボードに乗ってセッションを始めるのは必ず決まってBig Dave。Jp Rowanに関しては、ロングボード界の中でも一番イカす存在で、業界のための苦労と努力がハンパないんです。いつもイベントやセッションの開催に関わっていて、人間としても、スケーターとしても、すごく尊敬できる存在です。数々の新世代スケーターたちが参加し、沢山の才能を生み出すイベントやコンテストを常に開催出来るのは、彼のおかげと言っても過言ではないですね。Jpのイベントは、僕が主催する南オレゴンでのイベントにもすごく影響を与えています。規模はあまり大きくないけど、開催される度にローカルのダウンヒルスケーターが増えているんです。イベントを企画したり、主催出来るような行動力のあるスケーターが一人居るだけで、コミュニティがどんどん成長していくっていうのは、すごいことだと思います。David MagillとKyle Quast、それから541クルーのメンバーたちは僕にダウンヒルの基礎を叩き込んでくれました。彼らとスケートするが、何よりも楽しいんです。

Brandon TIssen Interview- Well Rounded A (1 of 2)

じゃあ、Bob Burnquistはもう物足りないって感じですか?

彼はすでに凄いっていうレベルを通り越していますね。僕が7歳の時にスケートショップのデモで彼にサインを貰いました。それから5年経って彼の家に行かせてもらった事があるんです。そこで見事に顔をぶっ壊した経験があります。(笑)「ボウル、全然滑ってもいいよ!」って言ってくれたので遠慮なく滑らせてもらったんですが、その当時、雨水でコーピングがイカれてて、2インチ位突き出ていたんです。ちょっと怖かったけど、アイドル的存在のボウルを滑らないまま帰るわけにいかなかったので、諦めませんでした。彼に良い印象を与えたったから、おもいっきり最初から踏み込みました。そのせいで見事コーピングにつっかかって、底に顔面強打。そんな経緯で、Bob Burnquistの家にて顎を骨折し、歯も何本か失いました。実はその日、5年生に進学する前日のことで、次の日クラスへ行っても新しい先生に何にも言えなかったんです。

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Arbor Team Rider Brandon TIssen stands with Teammate James Kelly (Whistler Longboard Festival)

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スポンサーシップの経歴を教えて下さい。

一年ほど遡りますね。Kebbekが才能を見出してくれて、しばらく彼らの元で滑りました。一緒にスケートしたことの無いチームと滑るのは結構大変で、スポンサードを頂いてから一年くらい過ぎた頃にはチームから心が離れてしまいました。そのころBoomtown FreerideにてArborのBlake Smithからフロースポンサーシップのオファーを貰いました。当時はまだKebbekに乗っていましたね。やっとArborに移ることを決めたと同時にBlake SmithとBrandon Stewartに彼らのトラックとウィールも使ってほしいと頼まれました。Arbor、Caliber、それからVolanteは大好きなブランドだったので、彼らを代表できるような立場になれてとても幸せです。

それから怪我の歴史は?

骨折は何回かしていますし、数年前に前十字靭帯を損傷しました。手術のあと完治するまで一年もかかりましたね。肩の靭帯も13歳の時から負傷しています。肩の関節が外れるのには慣れています。(笑)

ちなみに肩の関節は何回くらい外していますか?

過去四週間のうちに四回外しています。一週間に一回です。今年に入ってトータル八回ですね。

じゃあ、鎖骨を折ったのは?

四回です。(ボコボコの鎖骨をゆびで指しながら)ほら、わかるでしょ?毎回同じ所なんです。

このインタビューを始めた時に、「これってWrongboardingの記事用ですか?笑」と言っていましたが、Wrongboardingとは正確に言うと何を指してしますか?(Wrongboarding=間違ったロングボーディング。Longboardingの捩り)

たぶんWrongboardingはダウンヒル用のボードで段差をオーリーしたり、坂の一番下でキックフリップをかましたり、つまり間違ったボードの使い方のことを言うんだと思います。結果的にぼくはWrongboardingがすごく得意なんです。ダウンヒルボードにキックテールがあると、ちょっと馬鹿げた感じに見えるかもしれないですけど、一本のボードで全部カバーできるんだったら、むしろなぜそうしない?って感じです。僕にとっては人の目を気にするよりもスケートを100%楽しむ事の方が大事だと思います。

スケートボードとロングボードの将来についてどう思いますか?

両方共、素晴らしい進化を見せると思います。今、僕達は幅広いスケートボードのジャンルを競うイベントを企画しています。The Cathlamet Downhill Coral 2013に関してはスライドジャム、スラーロム、ダウンヒルレース、それから高速のボーダークロスも開催される予定で、かなりクレイジーな週末になると思いますよ。ボーダークロスは沢山の人々が待ち望んでいた競技で、今年はJpが今までよりも速く、長くしたがっているので、僕もすごい楽しみです。

ロングボードの成長にあたって一番の挑戦は何だと思いますか?

沢山のロングボーダーが増えるにあたって、何処で滑っていいか、何処で禁止にするべきか、等の問題も一緒に増えてきます。はっきし言うと、僕達のやっていることが安全とは、とてもじゃないけど言えません。これだけダウンヒル人口が増えると、ガードレールや車とのクラッシュは残念ながら避けられないんです。僕も大きなミスを犯したことはあるし、大惨事にならなかったことを踏まえて今後の安全に活かしていきたいです。

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今までの中で一番ヤバかったギリギリの体験を教えて下さい。

Alpine Routeトリップでの際、目先のコーナーでスピードを落とし損ねて、ふと前をみるとすぐそこまで車が来ていました。すぐにスライドの体制に入り、自分のレーンの上をドリフトしていきました。車は30度くらいの斜度を時速5マイルほどで登っていた為かすぐに止まってくれて、轢かれるようなことはありませんでした。しかしスライドしてから端にそれてからあやうく高度1500フィートの崖から落ちるところだったんです。それでかなりビビっちゃって、今でも振り返れば恐ろしい体験なんですが、その日実はもう2つ、10マイル相当の坂を発見して結果的には滑りました。もちろん擦りきった血まみれの足で短パンのまま。風ですぐに乾きましたけどね。(笑)

これからやってくる冬のプランは?

次の数ヶ月、メッドフォードで働こうと思っています。来年までにはポートランドに引っ越せれば最高です。でも北上する前にロスへ何回か行きたいですね。このエリアは雨のシーズンに入ると何にもできないので。とにかく健康を一番に、すべてのイベントに参加したいです。

SKATE[SLATE]翻訳版シリーズ Vol.1

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Translation by Kohei Urakami

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DanPape

Dan Pape raced Danger Bay 1 to 10, organized Team Colabo, Co-Produced/Directed&Co-Edited The Fellowship of the Bearing then Co-Founded Skate[Slate] in 2010.

Launched in 2013, Skate[Slate] Japan is his most recent project. Check it out at SkateSlate.jp

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